2023.09.29 06:05千葉市民会館で講演「生活に身近な問題を文化人類学で考える-激動の多文化社会をしなやかにしたたかに生きよう-」 千葉市民会館で講演「生活に身近な問題を文化人類学で考える-激動の多文化社会をしなやかにしたたかに生きよう-」 人口が急減し衰退する日本は多文化社会にならざるを得ない。そんな激動の時代をしなやかにしたたかに生きるコツを考察。 異文化との出会いで最大の問題は語学よりも「食べる」、「出す」、「きれい」、「汚い」。そこでまず、そもそもきれい、汚いとは何かをアイデンティティと関係づけて解説。次いでゲテモノといっても、自文化で不可食のものが他文化で可食とされている場合にゲテモノと感じるだけで、絶対的ゲテモノが存在するわけではない、他民族の食のマナーは悪い、汚いと思いがちだが実はお互い様と自文化を客観化。さらに食のマナーはすべての民族にあり、動物が反面教師。つまり...
2023.09.19 02:07「デジタル空間で高輪ゲートウェイ駅周辺のガイドブックをつくるワークショップ」で講演「デジタル空間で高輪ゲートウェイ駅周辺のガイドブックをつくるワークショップ」で講演 国交省都市局主催、JR東日本などが実施する3DマップとRe:Earthソフトでガイドブックを制作しようというプロジェクトで、斗鬼は、「江戸・東京は光り輝く花の都か?都市の光の空間、闇の空間」と題して講演。 死、性、犯罪、排泄物、さらには怨霊といった都市に暮らす人々自身が発生させる穢の排除とそれを担う人々、また鬼、疫神、厄神など都市空間に侵入するものへの防御といった、現代的都市計画とは異質な文化人類学的視点から高輪を考察。 現在は華やかな光の都市である港区高輪は江戸時代にはゲートウエイ、つまり都市の境界的空間であり、こうした排除と防御という機能を担った地域だったことを指摘...
2023.09.11 13:10講演「髪の文化人類学-髪から日本、日本人、人間が見えてくる」埼玉県理容生活衛生同業組合で講演 埼玉県鴻巣市文化センターでの講演で「髪の文化人類学-髪から日本、日本人、人間が見えてくる」をご聴講いただきました。 なんで抜け毛、ぼさぼさ髪、フケ、うんち、雑草などは汚いのか、なんでゴミだらけのガンジスが聖なる川だったり、トイレに神様がいたりするのか、さらに抜け毛やフケを洗い流したり、整髪するとなぜきれいなのか、といった疑問を、身体と境界とアイデンティティといった文化人類学的視点から解説。 さらにブラック校則、明治政府、戦中の髪形強制などがいかにアイデンティティを歪め、多様性を奪ったかを考えれば、衰退、没落する日本が多文化化、多様性の重視で創造力の復活をめざすなら、髪形の自由はきわめて重要と結論づけました。
2023.09.07 01:15NHK総合テレビ高知局で『チコちゃんに叱られる!』放送 斗鬼のテーマは「正座をするのはなんで?」 日本の"伝統的"な”正しい座り方”と思われている正座の意外な事実を解説します 司会岡村隆史さん、ゲストは北川景子さん(明大OG)、寺島進さん、堀内健さん 8月11日に放送された「夏の拡大版SP!」と同一内容。高知県のみの放送です■日時 9月9日(土曜)8時15分~9時38分■放送局 NHK総合テレビ(高知)
2023.09.05 03:28FBS福岡放送「めんたいワイド」で解説紹介FBS福岡放送「めんたいワイド」で解説紹介社寺でもらうものだった御朱印が、近年、鉄印、御城印などに広がっている背景について解説。もともと日本には、旅土産、映画パンフなどにもみられるように、形の無いものを形のあるものに変えて持ち帰る文化があります。これは日本人が形の無いものよりも形のあるものを好む、信頼する「目人間」であることの反映と解説しています。写真出演です。■日時 9月5日火曜日15時48分~19時00分■放送局 FBS福岡放送(福岡、佐賀全域。山口、長崎、熊本の一部)■番組ウェブページ https://www.fbs.co.jp/mentai/