「文化人類学から見える"エスカレーター"とは」掲載

株式会社UDエスカレーターのウェブページにインタビュー記事「文化人類学から見える"エスカレーター"とは」掲載。

 文化人類学は人間の研究ですから、身近な日本人、日本文化も当然研究対象ですが、その際興味深いのが東西の文化差です。

 東京と大阪でエスカレーターの乗り方が異なるのは広く知られるようになりましたが、東日本と西日本の文化差は餅の形から凧揚げまで、たくさんあります。

 糸魚川静岡構造線から関ケ原あたりまでの地学的境界地帯が文化でも境界という事例が多いのですが、エスカレーターの場合も天下分け目の関ケ原、天王山という地学的かつ歴史的境界が境界なのですから不思議です。

 文化の多様性はすごく大切ですが、エスカレーターの場合は例外で、すでに「歩かず2列」が広まり始めている名古屋などの事例に注目し、今年も呼びかけを続けていきたいと思います。

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