江戸川大学オープンカレッジ講演
「風呂から人間が見えてくる」 11月20日
風呂は汚れを落とすため・・・だとそれで終わり。
世界に視野を広げれば、成人式、結婚式での入浴やら、ゴミだらけガンジス川での沐浴やら、犯罪者も捕縛されないアジールとしての共同浴場等々、実に多彩多様。
日本の中でさえ、肥料を作るために入浴という「肥やし湯」やら、寺院そっくりな東京銭湯の疑似死体験まで色々だ。
他方で、水の霊力や温泉パワーに頼るなど、人間は意外に同じとも見えてくる。
文化人類学の目で見れば、風呂も「そういうことだったんだ!」という文字通りの知的「極楽、極楽」体験の場というわけだ。
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