名古屋市のエスカレーター歩行禁止条例に関するコメントが、9日『毎日新聞』1面の看板コラム「余録」で紹介されました。
水木しげるは『日本妖怪大全』で、これに取り憑かれると「じっとしていると何か悪いことをしている気分になる。逆にあくせくしていると安心感に包まれる」という妖怪「いそがし」を描き、高度経済成長期、バブル経済期以来の「はやいことは絶対的善」という価値観を皮肉りました。
斗鬼は、エスカレーターを急ぎ歩く人たちは、今もなお「いそがし」に取り憑かれており、エスカレーター歩行をやめることも、前世紀の遺物的価値観を廃し、社会を変えることにつながると指摘しています。
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